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発表会のご報告 第一部コンサート葉山作品編

今年も6月26日に横須賀芸術劇場にて、無事に発表会を行うことができました。関係各者様には心より御礼申し上げます。?‍♀️

今回の発表会の 第一部 バレエコンサート で上演した葉山スタジオ作品について、
葉山の先生たちがリレー形式で綴ってくれました✏️
舞台写真とともに振り返ります?✨

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葉山の児童・ベビークラス参加者全員で紡いだ
『クローバーを探して』

「少女」役の2人は、物語の進行という重要な役割を担い、難しい振付、マイムでの表現に挑戦しました。ガタガタとなってしまうパ、早口になってしまうマイムなど、課題がたくさんありましたが、舞台では、何度も練習した成果を披露できました。

「素敵なお友達」は、トウシューズで初めての発表会。まず立つだけでも大変なトウシューズですが、毎回のレッスンを大切にし、真ん中で踊ったり、男の子と組んだりといった場面でも、頑張って踊ることができました。

「元気なお友達」(男の子)は、前回よりグッと力強い踊りになりました。大きなジャンプや2回転のピルエットは、男性ゲストの先生にご指導いただき、1人でも練習に励んでいました。

「優雅なお友達」は、丁寧にバレエと向き合うワンランク上の踊りを目指しました。パだけではなく、歩くところやポーズの止まり方などの細かいことまで、たくさん練習!本番は、ピンクの衣装に包まれ、優雅にキラキラ輝くことができて良かったです。

「元気なお友達」(女の子)と「明るいお友達」は みな同じ学年。リハーサル途中から交流がさらに深まり、協力して自主練習もしていました。練習での注意を自分なりに受け止め、取り組む姿に、成長が感じられました。元気で明るい笑顔から、踊る喜びが、お客さまにも伝わったのではと思います。

「楽しいお友達」は、初参加の子がたくさん。普段やったことがあるパでも、色々組み合わさると難しく。最初のうちは、振りが思い出せずに立ち止まってしまう場面もありました。でも、だんだんと自分で覚え、理解し、少しずつ自信を持って踊ることができるようになりました。

「ことり」ちゃんは、ベビークラスからたった1人での参加。寂しくないかな、不安になっちゃうかな、などの大人の心配は、ことりちゃんの笑顔で吹き飛びました。最初は先生の顔を時々のぞいていましたが、いつのまにか自分でしっかり覚え、舞台に1人で出ていくシーンも堂々と踊りきりました。

この作品で、もっとも嬉しかったことは、出演した児童・ベビーチームだけではなく、Jr.チームも一緒に携わってくれたことです。
実は、この作品は、2014年に初演しています。そのときに出演したお姉さんお兄さんが、今、Jr.クラスで頑張っています。リハーサルのときには、かつて自分が踊った作品を復習し、一緒に練習&アドバイスしてくれました。出ていなかった人たちも、遅くまで残って、うまくいかないところを教えてくれました。
本番の日は、そでから温かく見守り、涙する人も。

みなが繋がり、笑顔溢れる、とても素敵な作品となりました。

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いささか平均年齢が高め(笑)大人クラスによる演目『ワルプルギスの夜』より 2曲披露させていただきました。

一曲目は「ベールの踊り」です。美しい旋律にのせて優美に踊る幻想的な作品です。慣れないベールを手にしての踊りは、なかなかイメージ通りいかず苦労の連続。それでも練習の甲斐あって本番は照明の中でベールが美しく舞っていました。

二曲目は躍動感溢れる作品です。振付のイメージを表現するのが難しく、ステップも揃わずこれまた苦労の連続です。本番間近になって、ようやく息が合ってきた感じでした。

エレガントに踊る!ダイナミック且つ繊細に踊る! それぞれの課題を抱えながら精一杯頑張りました。
理想通りにはいきませんが、少しだけ作品の雰囲気を伝える事が出来たように思えます。
体力に翳りが見えつつ(笑)踊りに対する熱意を胸に、子供達に負けず日々稽古に励んできた「バレエ愛」が皆様に届いていたなら嬉しい限りです!

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第一部 バレエコンサートの最後を飾った演目『グラン・パ・クラシック』グラン・パ・ド・ドゥです。

この作品はご存知の方も多いと思いますが、難しいテクニックの連続で、やり甲斐のあるバレリーナ憧れの演目の一つです。
今回挑戦したのは、プロのバレエダンサーとして活躍し、助教師として指導にあたる 飯塚瑞月 です。パートナーは、いつも丁寧に指導して下さるゲストダンサーの倉谷武史先生です。
これまでも何度かペアを組んできた2人のパ・ド・ドゥは華やかでありながら緊張感のある息の合った踊りでした。

沢山練習してきた女性ヴァリエーションは皆んなが見守る中、堂々と登場。
一つ一つの‘’パ‘’を丁寧に諦めない姿を見せてくれました。
体力の限界が近づくコーダでは2人のテクニックの応酬に興奮の連続でした!
スタジオ皆んなのエールに応えて最後まで踊りきってフィニッシュ!!
バレエのスキルアップだけではなく、メンタルの強さも求められるグラン・パ・ド・ドゥ 幕が降りて‘’ホッ‘’とした笑顔がとても印象的でした。

繰り返し練習を重ね、その練習を信じて舞台で輝く姿は 間近で見る生徒達に
‘’バレエの難しさ‘’ ‘’バレエの素晴らしさ‘’ を大いに伝えてくれたと思います。
さらなる飛躍を期待して!次の作品も楽しみにして下さい。

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『ナポリ』は、まさに若さ溢れるフレッシュな踊りを披露してくれました。

年齢やバレエ歴もバラバラのメンバーでしたが、バレエが好きな事、発表会へ向けて頑張る姿勢が、作品を通してみんなでひとつに良い舞台を創れたのだと思います。
最初のリハーサルではナポリの陽気な情景とは程遠く、振付や音楽に苦戦している様子が印象的でした。各々不安や葛藤も見られましたが、課題と向き合いながら、自分で考え、先生から指導を受け、時にはお互い意見交換をしながら、充実したリハーサルを重ねていました。
そして本番では、みんなの笑顔溢れる踊りに衣装や照明が加わり、より一層輝かしい姿をお客様にお届けできたと思います。
また今回ナポリを踊ってくれたメンバーが来年に向けて、スタジオの後輩達を引っ張っていく存在になってくれるのではないかと期待しています。

当たり前がそうでなくなった世の中ですが、無事終演できたこと、改めて沢山のご協力に感謝し、またみんなと成長した姿で舞台に立てたら嬉しいです。
ありがとうございました。

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記: としこ先生、ゆみこ先生、みずき先生

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